イチゴ栽培のロボット化に見る農業の未来 [イチゴ]
今日2016年5月5日の日本経済新聞朝刊で、イチゴの収穫ロボットが紹介されています。
イチゴの栽培から出荷までの10アールあたり労働時間は約2,000時間と、米の約70倍で、そのうち収穫に500時間、パック詰めに500時間程度の時間が、それぞれかかると言われています。
国と民間との共同により、イチゴの収穫ロボットとパック詰めロボットの開発が進んでいます。
イチゴ収穫ロボットは2014年から販売されていますが、今日の新聞によると値段は4千万円だそうです。
ロボットは照明条件や果実温度の関係で、夜間に稼働します。
ロボットは夜間に、ハウス内に設置されたレールの上を移動し、果実を採果してトレイに収納します。
今後、性能もより向上するでしょうし、量産段階に入れば価格も下がるでしょう。
現時点では高くとも、イチゴ栽培のロボット化は時間の問題であり、日本の農業の未来を1つを示していると思います。
米の栽培に手間がかからないのは、機械化の成果であり、もし機械化以前のように田植えも稲刈りも手で行っていたら、とても今のような効率的な栽培はあり得ないはずです。
イチゴの栽培においても近い将来、その時代はやってくるでしょう。
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